堀江宏樹(※2012年までの情報です。それ以降の概要ついては新サイトを。詳細な最新情報はブログの「お知らせ」を)

ほりえひろき。作家。1977年生まれ。大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。183?、75?。世界史、日本史に関する著作、連載多数。テレビ、ラジオ、トークショーなどに出演する活動もしています

PROFILE■プロフィール


著者近影(2012年4月 「天皇愛」の表紙撮影にて 装束のご提供、着付けは綺陽会の八條忠基先生にしていただきました)
撮影:和田咲子さん


ほかにもアーティスト写真、アー写の用意あります。メガネあり、メガネなし、真顔、笑ってる顔など。装束の画像もアリ。掲載についてはご相談ください。


撮影:後藤敦司さん


■わたしの履歴書


1977年、いわゆる旧家に生まれる。
書道、絵画、スイミング、器械体操、それから母親にならったピアノなどなどが、小学生〜中学生の頃の習い事。
何かの本を書きたい願望はあったが、大学の先生の「余技」として書くつもりでいたのが、10代後半。
そのころは文学よりも音楽を志したい少年だった。
しかし「東大か京大か早稲田か慶応に行きなさい」と言われたので、早稲田の第一文学部、教育学部などを受験。
ちなみに受験するまで、早稲田のシンボルタワーこと大隈講堂の塔の存在をよく知らなかった。

早稲田第一文学部に在学時、「マスコミの現場」的な特別講座をなんとなく受ける。
レポートのつもりで提出した、多少トチくるった小説(不倫の結果、狂気に陥る女性が主人公)に、
講師だった某文芸誌の方が「編集部に遊びに来ませんか」と好意的なメールをくれる。
小説を書くことについては自分の途方もない部分がダダ漏れになるという
危惧の念を抱いたため
、曖昧にしてしまう。

しかし自分の文章は売れると気づき、大学在学時から、フリーライターとしてちょくちょく活動開始。
好きだったクラシック音楽の解説とか、早大生として、的なルポを時々書く。
また、海外旅行が大好きで音楽を聴いたり、美術館に行くために、ヨーロッパ・アメリカなど中心に各地を訪問する。
金はそこまでなかったが知恵をしぼり、なるべくコストをかけずに豪華な旅行が出来た。

就職活動もいちおうやってみる。
2,3社受けたが、そこのカップラーメンもヤキソバも食べた記憶がないのになぜか受験している自分に絶望
なんとなく就職に希望がもてず、大学院に行くことにした。

が、卒業前に論文が書けないことに気付く。ひとつのテーマが絞れない。つまらなくて色々トピックを無意識に入れ込んでしまうのだ。

マスコミなど一社も受けていないのに、フリーライターとして活動を泣く泣く再開。
フリーライターになるにはパソコンとインターネットと電気と少しの本さえあればOKで、元手が特に要らなかったからだ。

2006年、28歳の時、竹書房から『後宮の世界』で作家デビュー。比較的売れる。
その翌年、『フェティシズムの世界史』を執筆。ノンフィクション系の歴史モノがメインフィールドになる。

2009年、東京書籍から『乙女の日本史』を出版、好評を得る。
もともと世界史畑の人間であり、本書が最初の日本史本となる。
以降、日本史について書く機会が増える。

2011年、デビュー5年目の節目に、著書数が累計10冊を突破。『乙女の美術史』は台湾で翻訳・出版されることになる。

2012年、日本テレビの番組に堀江宏樹として、ちょっとだけ出演。
四苦八苦の末、事務所を東京・副都心エリアの一軒家に移転させる。
最新刊は辛酸なめ子さんとのコラボ『天皇愛』。


■よく聞かれる質問


→なぜ、歴史をテーマにしているのですか?

「歴史は現在と過去の対話である」という有名な言葉があります。
歴史や文化はそれだけで興味深いのですが、現代日本を生きることはそれと同じくらい興味深い。
なぜなら昭和や平成一桁の時代と、「いま」は、もはやまったく別の世界になってしまっているからです。
自分の時代の歴史を書きたい、というのが僕の願いです。
「歴史家」と呼ばれることもありますが、本人としては「エッセイスト」のつもりです。

→なぜ、女性について書くことが多いのですか?

僕は憑依型の作家です。
憑依型とは俳優さんに使われることが多いと思いますが……。
各種のデータは僕にとって「台本」みたいなものです。
データとデータ、「台本」の行間を読み、人物の内面に、迫ります。
この時、「女性」に憑依するのが得意なように思います。
「女形の作家」だともいえると思います。

→なぜ、大学ではフランス文学を勉強したのに、日本の歴史・文化について書くほうが多いのですか?

これは需要と供給のバランスゆえです。
個人的な興味は、現在もヨーロッパの歴史・文化(クラシック音楽、絵画)に向けられてはいます。
ただし、古今東西(の王侯貴族)の文化に興味は強く、日本でいえば平安や江戸の歴史・文化に対する関心が強いです。

→なぜ、最近は日本の古典をテーマにした作品が増えているのですか?

その世界観に強く惹かれるからです。そして僕の作家としての特長をすべて発揮できるジャンルだからでしょうか。

→今後の仕事は?

対談の仕事が面白かったので、継続してやっていきたいです。

また「乙女の美術史」が、台湾で翻訳刊行のオファーを受けました。今年もしくは来年には発売されるのでは、と。
昨今、妙に執筆が忙しく、書斎型の作家になってしまっているけらいがあります。
日本各地や世界をあるテーマで旅をして、その経験を元に著作をまとめてみたいとも思っています。

ヨーロッパ文化についての本、クラシック音楽や絵画についての著作も引きつづき構想中です。
また、漫画家さんとのコラボレーションの作業も興味深いので続けていきたいです。
小説も近年のうちに書いてみたいと思っています。

BOOKS ■著作

天皇愛(2012年) ?出版社:実業之日本社



辛酸なめ子さんとのコラボ。2012年春先から何回かにわけてランチタイム対談した内容から、ぼくが原稿をまとめてしあげました。

ドラマティック百人一首(2011年) 出版社:大和書房




イラストは曽根愛さん。自由で元気な王朝文学の世界を表現してくださいました。この本が元となり、漫画「うたもゑ」の企画が生まれたり、実り多い仕事でした。

乙女の美術史 世界編(2011年) ?出版社:実業之日本社?




一冊で日本と世界の美術史を、しかも古代-現代を扱う企画でしたが、やはり無理があり(笑)、分冊。台湾で翻訳されることになったのが嬉しかったです。


乙女の美術史 日本編(2011年) ?出版社:実業之日本社




各時代に数人ずつ、絵柄と名前が一致するだけで知ったつもりになってた日本の美術像を考え直す機会になりました。ジェンダーで考える少女漫画論なども掲載。


愛と夜の日本史スキャンダル(2011年)  出版社:実業之日本社




いわば夜の日本史。講談社の「FRIDAY DYNAMITE」にて、「戦国時代の性」みたいな感じで不定期連載、好評だった歴史コラムに相当な加筆をして仕上げました。


乙女の日本史 文学編(2010年) ?出版社:実業之日本社




文学とは魂のタイムカプセルだと思います。文学論でもありますが、日本史の裏側で、何が、どのように考えられていたかが分かる本です。


あたらしい「源氏物語」の教科書(2010年) 出版社:イースト・プレス



この本を書くために『源氏物語』原文と名翻訳といわれるモノ、数種を読み比べました。源氏物語とは「光源氏の失恋小説」なんだな、と。漫画は藤野美奈子先生!


乙女の日本史(2009年) 出版社:東京書籍



日本人がいかに日本史が好きかを実感する売れ行きでした。我らの時代に、我らのための日本史を、というテーマを掲げて作りました。


マリー・アントワネットとフランスの女たち(2008年) 出版社:春日出版




アントワネットは日本での人気が、昨今フランス本国に逆輸入されてますね。なぜフランスでロココは人気がないのか。「倒幕」された江戸幕府の不評と理屈は同じです。



フェティシズムの世界史(2007年) 出版社:竹書房




本の帯に「変態列伝!」みたいな煽り方をされましたが、正確には「コダわりの強すぎる貴族たち(変態風味)」の列伝でございます。


後宮の世界2006年?) 出版社:竹書房




本当はヨーロッパだけで構成するつもりが、世界中の後宮の禁断の扉の向こうを覗き見する本にしましょう!ということになってしまい。でも1ヶ月で書き終えました。

MEDIA ■主要活動実績・主要掲載媒体(※基本、アイウエオ順)


・ウェブ

AUone内 「イドバタトピックス」(※インタビュー)

web R25」(※インタビュー)

J-CASTザ・フライデー "「萌えの元祖は浮世絵!?名画に乙女熱視線(※出演)」"

コンペイトウブログ(※インタビュー)

サイゾーウーマン "「ブスだって報われたい! 現代女子の道を照らす『源氏物語』二人の不美人(※インタビュー)」"

ヒトメボ "キス=「おさしみ」。妙にリアルで艶めかしい、恋愛・性にまつわる遊女たちの隠語辞典(※インタビュー)"など

プルモア "「源氏の女たち占い」(企画・監修)"

など


・出版社

M.Co.(角川グループパブリッシング)

PHP研究所

イースト・プレス

集英社

創美社

小学館

東京書籍

講談社

光文社

主婦と生活社

主婦の友社

大和書房

竹書房

徳間書房

ベストセラーズ

芳文社

メディアファクトリー

など

・新聞/週刊誌/その他

R25

朝日新聞

朝日小学生新聞

朝日中学生ウイークリー

アサヒ芸能

京都新聞

産経新聞

中国新聞

毎日新聞

読売新聞

週刊朝日

週刊現代

など


・テレビ


日本テレビ:サタデーバリューフィーバー 「大河クイズ日本の歴史」(2012年2月11日 13;30〜14;30)・出演

KTS :「ナマ・イキVOICE」 著書紹介

NHK :京都放送 著書紹介

TBS:「王様のブランチ」で著書紹介

フジテレビ:「フジアナスタジオまる生2010」で著書紹介

広島放送:著書紹介

北海道放送:著書紹介

など

・ラジオ

FM PORT・出演

J-WAVE・出演

・トークショー

新宿紀伊國屋本店『恋する源氏物語講座』2010年6月13日・出演

池袋コミュニティカレッジ『歴史はいつでも甘酸っぱい −乙女のパワースポット−』2010年10月10日・出演

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